南極の昼下がり

魔法学校から入学通知を受け取った。
使い魔を連れてこいというけど、この辺りには「例えば」にある猫や梟はいない。
さあどうしよう。扉をあける。目が合 う。
群れの中からひょいと使い魔候補を抱きあげるとワタワタと羽ばたいた。
空を飛びたくないですか?
控えめに誘う南極の昼下がり。

使い魔としての暮らしに疲れた俺は、とうとう幻をみる。
懐かしき故郷の雪山。思い出は美化されるというがその通りで雪山は美しく彩られていた。
白一色の世界を憂いたあの頃が懐かしい。
幻とて構わぬ。雪山めがけて俺は。
僕の使い魔はペンギン。かき氷をひっくり返すのはもう三度目。