姫様

姫様はプリンを、ケーキを、チョコを、宮廷パティシエの私にご所望になる。
恋ってきっとお菓子のように甘いのよ。だから練習しておくの。
いつ恋に落ちても 焦らず凛としていたいのと大人びた台詞の姫様は、
ほっぺのクリームにも私の視線にも気づかない。
可愛らしい姫様の恋はまだ未来。

パティシエにプリンを、ケーキを、チョコを所望する。
恋ってきっとお菓子のように甘いのよ。だから練習しておくの。なんて口実。
ほっぺにクリーム気づかな いわけないでしょう。あざとく残して見つめさせる。
いつになったら気づくのかしら。
恋が砂糖菓子なんてもうそんな年でもないわ。