よいこの本棚

手に入れた同人誌の感想を書いていきます。新しい記事が一番上にくる、はず!

 

〈5月末と6月頭に手に入れた本たち〉

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さてさて折本祭りで燃え尽きた感がなかったと言えばそれは嘘ですが、私の大好きな折本がでるとあっては燃え尽きている場合でもないと言うことで、ゲット。

■RKRS私立タイムライン学園生徒会会報第三号
通称りこりす。これがでるならそりゃあもう重い腰を上げてだってセブンイレブン行くのです。
私の大好きな大人の本気遊び短歌本。やわらかな百合の香りがほのかに香りますって薔薇のかおり、ですね。(読んだ人にしかわからないようなことを言う)。
なんだか万葉集でも読んだ気持ちにさせらる不思議。
膝の上においでの「その雨」の意味とか、あたたかな雨の「左手で弾く」から一気に脳内に映像が浮かんでくる感じとかとか。堪能しました。
■時を編む きぃちょん
詩とイラスト折本。詩もいいんですけど私、このイラスト好きだなあ。
ここからさらに物語が紡がれそうなそうな広がりがあります。
■みずつき3
この本は折本ではありません。とてもたくさんの短歌クラスタさんが参加されています。
総勢84名504首の「水」をテーマとした短歌がおさめられているそうです。
とにかく中身はイロイロなので印刷して眺めていただくのが一番かと思うんで、私の好きな歌をいくつかメモしておこう。
結構偏りがあるかもしれないけれど、上手とかそういうのはあんまりわかんないので好きなものです。
敬称略ですゴメンナサイ。
泳二「あの川と」、加子「白波は」、こはぎ「眠くなるまで」、嶋田さくらこ「助手席に」「砂浜で」、糸憂「グラスから」、須田まどか「生臭い女」、薫智大介「軒先で」、中村成志「受け入れる」、ニキタ・フユ「海売ってますか」、白亜「陽にくるい」、穂崎円「おしまいの日」、福山桃歌「慌ててる」、文月郁葉「有料の」、星乃咲月「この胸が」、山本左足「永遠に」
です。何しろ作品数が作品数なので多いですね。
とりわけ加子さんの「白波は」とさくらこさんの「砂浜で」が大好きでした。
あと福山さんのは6つ並んだ雰囲気とかバランスが好きで何度も眺めてました。
水のイメージって結構一定なんだなってこの本を読んで思いました。ものすごい変わった歌!っていうのは少なかったようにも思います。とにかく読みごたえたっぷりのいい本でした。

 

〈Twitter小説祭り 折本編〉
そういう企画がありまして、私も参加しています。そう、まだ現在進行形。公開期間が終わってない折本がわんさかあります。すごい量です。一覧にしてみるとこんな感じ。たっぷり。

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で、興味はあるけどこんなには!っていう人もいるんじゃないかと思うんで、私が手に入れた折本の一行感想を勝手に書いておきます。あくまでも私が思ったことなんで、他の人は違う感想かもしれないなーとは思いますが参考までに。
そんなのいらねえクジ引き的なドキドキ感奪うんじゃねえ。俺は俺の道を行く!
っていう方は見ないことをオススメします。8Pしかない折本ですのでネタバレには気をつけますが、人によってはネタバレと感じる内容を多少含むかもしれません。

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■脊髄反射劇場 不条理系ショートショートってこんな感じをいうのかな。味のある挿絵つきのツイノベ本。
■七文字のアリア #twnovel7とのコラボ。誰かの一日に寄り添った気持ちになれるツイノベ集。こいってよんでが好きでした。
■マトリョーシカ ぱぴこさんのいつもの作品が淑女の童話ならこれは淑女の手記。ため息で作られたツイノベ集。
■七文字の導火線 #twnovel7とのコラボ。愛してるとか好きだとかのツイノベ集。夜に読むのがいい感じ。
■ばーちかる。4 これね面白いのです。一つのテーマで二つのツイノベが書かれています。こういうのって実はとっても新しい。色々気軽に試せるのが折本の魅力の一つですよね。
■うみのこえ ぱちんと弾けた海の泡から生まれたみたいなツイノベ集。童話とポエムの間くらい。
■ほしのうた ほしかげさやかなツイノベ集。うみのこえ、ほしのうたは同じリズムな感じなので是非二作セットで。
■現代姫憧話 童話二次創作ツイノベ集。お姫様達の憂鬱。アイコンの使い方とか見習いたくなる良デザイン本。
■なこごはん 使えるレシピ集折本。これキッチンで邪魔になんないしとてもいいかも。
■コネコビト 私もそうなんですけどコネコビトが気になってるけどよくわかんないっていうビギナー勢には嬉しい本。
■タヌキリス コネコビトと雰囲気は似ていますしどうやら同じ世界みたい。コネコとあわせて読みたい一冊。
■ALCOHOLIC STORIES 酒と酔いの風景を切り取って並べたみたいなツイノベ集。後味は少し苦めで大人な感じ。
■neko twnovel とにかく表紙のフォントが可愛いんですが、中身に骨太な猫ツイノベが並びます。可愛いだけじゃない猫の話。神様のお釣りとか最高です。今回のナコさんの本の中で、私、これが一番好きでした。
■ぐりたちとぐらたち 題名の通りアレのようなものたちがアレのような違うようなことをするツイノベ本。そして、衝撃のラスト。
■SIKAKUに映るモノ語り これはホントデザイン凄いです。写真+ツイノベサイズの物語。オシャレで素敵なおねーさんの恋愛本。
■夢見る間の物語 私は僕は。一人称の詩のような物語。なのにどこか客観的なんですよね。しとしと雨の降る夜に似合いそうなツイノベ集。
■twnovelおりほん1~滅亡編 私がはじめて手にした折本はこれでした。安定のすわぞさん品質。良質な幻想。たくさんの滅亡。かなしくて美しいのです。
■twnovelおりほん2~バカ編  なんだそりゃってお話が続きます。世界のどこか一場面。こんなこともあるかもしれない、んなわけねーって感じなのです。
■春にして君を想う 日常と非日常の境界線のツイノベが続きます。どこか息苦しい気持ちにさせられて、だがそれがいいというか。3P下段、好きだなあ。
■BetterLuckNextTime! どこか女子っぽい、いやでも男の人だからこそ書けるこのやわらかさなのかなと考えたり考えたり。友情と恋愛の間もしくは恋のツイノベ集。
■ミエナイキズナ~peony 意外となかったおねえちゃんツイノベ本。ほのかに百合のかおりも!?(深読みしすぎ)
■ミエナイキズナ~BlueDaze 意外となかった妹愛ツイノベ本。妹が成長していくのを兄と一緒に見守れちゃう仕組みが最後とても効いてきます。全国妹愛好家さん必見。
■アマイアメ 彼女と彼の甘い甘いツイノベ集。女子力高くても書いた人が女の確率が低いのがツイノベです?
■ナミダノカケラ アマイアメとナミダノカケラは雰囲気がとても似ています。ナミダノカケラ→アマイアメ→ミエナイキズナP→ミエナイキズナBとシリーズナンバリングしてあるので順番に読んでみるといいかもです。私はBが一番好きです。
■幽霊な彼女上下 ツイノベ連作でできた超短編小説。幽霊の彼女と僕のお話。コミカルな日常からの切ない系。最後のお手紙がいい演出。あそこだけ手書きフォントとかだともっとわかりやすかったかも。
■次のニュースです 社会派ツイノベ集。もしかしたら予言書かもしれないし取り越し苦労かもしれない。このタイプの折本、意外とないです。
■旅灯亭のお話のはじまり 唯一100円かかっちゃいますがその価値はあります。美しい写真と渡りウサギの物語。写真や童話がお好きな方に。ポストカードのような物語集。
■男女 不思議なツイノベが続きます。この本は白田さんの描かれるドット絵も魅力。久しぶりに読んだけれどやっぱりいいな。タヌキ少年に癒やされました。
■Soleica 白田さんお得意の人魚テーマのツイノベ集。相変わらずの可愛らしいドット絵。人は元々人魚だった、いいなあ。
■銀幕の思い出 超短編小説。お爺ちゃんがでてくるお話にはいいものが多く、このお話にはお爺ちゃんが出てきます。
■AtoZ 第一話、と書かれていてどれだけの長さになるかうかがい知れませんが小説です。一番最初。さてさて何が起るかしらというところですね。中学生の男の子と、女の子の話になっていくのかな?まだ謎です。
■暖かい樹の奇談豆本 中身は楠樹さんなんでひょうひょうとしてたりたまに切なかったりで面白いんですが外側!他とは違うこのフォルム。楠樹式豆本をぜひぜひお試しいただきたいです。ツイノベたくさん入ってお得ですよ。
■楠樹流免許皆伝折本作成秘伝之書 これは折本を作ってみたい人にぜひ読んで貰いたいです。ご本人もこれが絶対ではないとおっしゃってますが、こういう方法もあるっていうのは知っておいて損などないのです。
■掌小説語り~古典推理悲劇譚 超短編小説。ホント、タイトルが全てを語っています。そういうのお好きな方へ。
■chicheシシュ THEツイノベ集。傑作集だけあって力のある物語が続きます。壁の染み、やっぱりいいな。
■Twitter小説の始め方 Twitterで物語をかく上で知っておいて損のない情報が並びます。わからなかった答えが意外とここにあるかもしれません。

あと手前味噌ですが、
■のべのべ ツイノベをテーマにしたツイノベ集。ツイノベが好きです。好きなもののことをいろんな角度から書きました。

それからヒトツイロシリーズ。
ヒトツイロについてはサイトとあとこの呟きに変えさせていただこうかな。

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ということで、貴方の何かの足しになれば幸いなのです。ちょっと頑張って書きました、ぜいはあ。

 

〈ネットプリントでゲットしたよ……でもいつ?〉

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すっかり感想を書き忘れていましたが、結構色々読んでました。
折角だからいくつか感想書いておこう。
3月4月くらいの作品かなーと思ったり、思ったり。

■唄うたい♯6 ぱぴこ
気がつけば6冊目。感想書いてないのもありますがいまんところ全作コンプしてます。もっともっと色気があってもいいのよ!と思った6冊目。
ぱぴこさんの文章は相変わらず読みやすくていいです。そうだな。朗読向きだったりするかもしれません。
■次のニュースです。 日向日影
次のニュースです。からはじまるツイノベ集。
私は、いじめとA社がよかったなって思うんですけど書き出しが同じながら色の違うツイノベが並んでいるので、どれがいいかっていうのは結構ばらつきがありそうな印象。
こういうコンセプトを持った本って折本にはむいていると思うし、何より、一冊読んだ!って気持ちにさせてもらえました。
また次のニュースをお待ちしてます。
■星桜の夢語り ささめき文庫
ささめき文庫さんのマリさんの写真にかざえさんが文章をつけた折本。
桜の花が主役です。
現実にあるものを写した写真なのに、ファンタジックな文章とすごくよくあっていて、加工ってすごいなって。
あとやっぱり桜って綺麗だなって思いました。
■ココロシャットダウン ささめき文庫
こちらもささめき文庫さんの折本。この本はかざえさんが写真も文章も書かれています。星桜とどちらが好きかと言えば私はココロシャットダウン派です。
たくさんの短歌が並んでいます。たくさんそれぞれ別々に並んでいるはずなのに、写真が一つにまとめてくれている感じで、短歌と気づくのに少し時間がかかりました。いい雰囲気で流れていくんですけど、この本開きが逆の方がもっとよかったんじゃないかなーなんて思います。
■RKRS 私立タイムライン学園生徒会会報
いいごっこ遊びと悪いごっこ遊びがありますが、この本は最高にステキなごっこ遊びです。
ツイッターでよくお見かけする短歌の方々のお名前が寄稿者欄に並んでいて、「なんて豪華な」という感じ。無粋だと思いながらも平たく説明すると、マリア様が見てるの世界観で短歌をするというイメージです。
いやもうホントすごいです。すごいんで、ぜひぜひ次作が発表されたら手にとって欲しいのです。
きゅんきゅんです。
「黒い眼を伏せる」「重ねてみたいその影」「あたらしいわたし」が好きでした。(うたから一部を抜粋してます)
■花とチュロス 春の折本計画
オムニバス短歌本。6名の方の作品が収められています。
「たんぽぽの綿毛」「ブラジャー」「腹筋」辺りが好きでした。
短歌本、みっしり字がない方が好みですね。味わう時間を与えてもらえた気分。
■ぬるい果汁
こはぎさんの短歌に4名の方がSSをつけるという、なんともおいしくステキな、ちょっとこれやってみたい!という企画です。
これをみて思いました。短歌とSS相性いいなって。ツイノベ書きと短歌よみでコラボでできないかな。
しっとり大人な雰囲気の本でした。
私の好みは、004番、056番、091番辺りです。

 

〈ネットプリントでゲットしたよ2月下旬〉

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できるだけ手に入るうちに感想を書こう、書こうと思うんですがなかなかですね。
今回はまだ印刷できるものが多いんじゃないかなと思いつつアップです。(2月27日)

■男女(なんにょ) 白田
私の好きなツイノベ作家さんのお一人、白田さんのはじめての折本です。
童話的なツイノベ6話入りでなんと白田さんが絵を描かれています。かわいらしいドット絵。
そして、個人的に背表紙がツボでした(一瞬何のマークか考えちゃいました)。
子猫のお話、タヌキさんのお話が好きでした。これからもどんどん出してどんどん進化して欲しいなと思える素敵な一冊。
この本セブンではなくローソンでの印刷になってますのでその辺りご注意ください。
■愛の魔法 春木のん
春木さんのお誕生日企画、「#愛の魔法」に集まった作品の中から選んだものを一冊の本にしたもの。
気になる方はツイッターでタグで検索して見てください。この折本に載っている以外の作品にも触れることができます。
ツイノベ、写真ノベル、短歌、詩などなど。愛や魔法、それからお誕生日をテーマに書かれた全20作品。
悠さんのお写真がもう美しくてももう。それからRさんのお話が好きだったな。
実は私のツイノベも一本載ってます。よろしかったらご覧ください。
ちなみにこの本、ご自宅で印刷することもできますので詳しくはツイッターで、#愛の魔法 をタグ検索してみてください。
■ぼくの還る場所 みじん子
こちらもツイッター内の企画ものですね。#僕還オムニバス というタグを辿ると詳細がわかりますが、『海・水』をテーマにした作品が並びます。折本としては大きめサイズで二冊一組。オムニバスなんで一冊ずつでも楽しめます。
個人的には企画もので本を作る場合は集まったものから厳選して本を作る方が好きなんですが、そこら辺は主催する人の目的や考え方しだいだなって思います。
今回、参加者さんの中にははじめてネットプリントや折本に触れる方も多かったみたいで。ここからまた広がっていくといいですよね。
ちなみに私のツイノベも一作掲載されています。
■スノードロップ 白井雪路×田邊葉月
短歌折本。名前も歌もそれぞれ色分けしてあって多分その色をその方が歌ったのかなと推測します。
恋の歌が多かったように思います。背表紙に書かれているように確かに「冬のひとりの夜」に、私の場合だったらウバを濃く入れてチョコレートと一緒に準備してブランケットにくるまれて読みたいなってそんな感じです。
義理チョコ、書き足せるからが好きでした。
■終わりのはじまりvol.07 黒崎立体
短歌と詩。ネットプリントでツイッター内検索をかけて発見したので印刷しました。
モノクロでクール。そのせいなのかどうなのか、作品のイメージがモノクロで浮かんでくるのです。
短歌では、恋の名前、ゆく風が好きでした。甘くはないけれど冷たくない感じ。
好きなタイプの文章なのでもし続きがでるのなら追っていきたい。
■Heinriches♯1 浅野大輝
これもまたネットプリントでツイッター内検索して見つけました。
カラーで綺麗な写真が使われています。短歌は海水浴場が好きでした。何があったんだろうって気になっちゃう。
大学生くらいのリアルな感じがしました。私的には懐かしいなって。
短歌を始めた理由続けている理由はとても面白かった。ああ、好きなんだなって。好きの理由は一生懸命考えるべきだと思うから。

 

〈ネットプリントでゲットしたよ12月中旬〉

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12月は折本目白押しです。実はこの写真にのっているのの前にも手に入れた折本がいくつかあるんですが、
こちらからご紹介と感想なんぞを。

■みじんこのくりすます みじん子
これは是非作者であるみじん子さんのツイートを見てから読んで欲しい作品。
内容がリンクしているというか、ツイッター上の企画の結果がこの本というか。
私はタイムラインでみていたので知っていたのですがそれを知らずに印刷してしまうとかなり勿体ない。
なので、個人的には、該当ツイートをまとめたサイト(トゥギャとか)のアドレスが本に記されていたりするとよりわかりやすかったかな~なんて思ったりはしました。相変わらず綺麗な絵に優しい童話的文章。
ちなみに今日、うちの娘(6才)のNO1折本に認定されたのがこの本です。
■さんぽみち maon.k
ネタバレしたくないんで内容にはそれほど触れません。写真多め。写真と言葉の折本です。
以前の白黒と比べたら、断然こっちの方がいい。ものすごく完成された折本。
街灯がいいなあ、あとそこからの最終頁。まるで絵のような。
やりたいことがハッキリしていて、安心して読めます。空の写真や写真と詩のコラボがお好きな方にぜひ。
これ、何冊も続けていくと、ここからのベストで本が作れちゃいそうですね。それくらい良かったです。
■届かない手紙 莉奈
ツイノベ本。リズムが確立されているからだとは思うんですが、それぞれ別のお話なのにどこか似通った印象があります。
物語と詩の間くらい。キレイで壊れそうで女の子な世界観。
心のどこかが痛いときに、眠れない夜に、読むのにピッタリな12編。
「遠距離」「十字路」が好きでした。
■Nacht der Blut 黒巣真音
短歌折本で「エロ」がテーマなのは読んだことがあったのですが、物語でははじめてかな。小さな物語です。
エロが苦手な方にはオススメしません。女子的エロ折本。
折本ってあんまり量が入らないからだと思うのですが、色々ある設定があんまり生きずに終わっちゃってるのが勿体ないなと思いました。でもこういう新しい試みはいいなーって思います。
■眠らない街 こはぎ
短歌は本当に写真と相性がいいですね。キレイな写真が表紙です。
35も歌が入っていてたっぷりと楽しめます。
ストレートでイメージしやすい短歌が多いので、初心者でも楽しめるなっていう印象。
「傘の中」「十月の花火」「沈黙」の十月の花火前から3つがとても好きです。
■オクリモノガタリ 酔庫堂
はい、うちのの本です。が、今回は13人のツイノベラで書いてます。みんなの本。発起人と編集が私ってだけですね。
この人のクリスマス物語が読みたい!っていう方に物語を依頼しました。
きっと私のところで作る本ってことを考えてくれた結果だと思うのですが、らぶらぶちゅっちゅな話はほぼなし。
ファンタジー多めという面白い結果に。ですがですが力作揃いです。絵も含めて是非ご覧ください。

 

〈ネットプリントでゲットしたよ12月上旬〉

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さてさて、またしても折本感想です。先日たくさん同人誌(小説や詩)を手に入れたのでその辺りも感想のせていきたい。
っていか、その前のものも、そうそれこそまんがQの時のものも。でもとりあえず手っ取りばやく、折本です。

■幕色綺譚 斜芭萌葱
あいうえお作文って個人的には、あくまでもパズルとして書き手とその仲間内で楽しむものだなって認識です。なので、あいうえおツイノベで折本っていうのを聞いたときにはどうかなーという心配がなくもなかったんですが、心配はいりませんでした。面白かったです。
単純にあいうえおって言うだけではなく滅亡というテーマをきちんと持たせていることで世界観を十分に楽しめる内容に仕上がっています。萌葱さんの滅亡ってこうなのねって。
これ一個目の【】の中身は書き忘れかな。6P目がとてもよく効いていると思います。
■かさもん観察日記 あきやままこと
題名通り、かさもんという謎の生き物(多分生き物)が登場する物語。
ものすごくマイペースにお話が進んでいきます。当たり前のように当たり前じゃないことが進んでそして終わっていく。
日常系ファンタジー。続くのかな。続くのならまた読んでみたいな。
フォントが独特なのではじめは取っつきにくいしなんとなく読みにくい感じもするんですが、世界観的にはものすごく合ってるし、読み始めると結構すぐに慣れちゃうもんですね。
■桃太郎と消えたサル 楠樹暖
短編。楠樹さんの童話パロディーということで警戒はしていたんですが、そこか、そこだったか。
あんまり言うとネタバレしそうなんで、っていうかこの展開の妙を誰かに伝えたいんですがネタバレしそうなんでっ。
3Pまで全くことの次第に気づいてませんでした。私なんて素直ないい読者。で、ちゃんと6Pでしんみりですよ。
ものすごく出来のいいお話です。折本だけで終わらせるのが少し勿体ないくらいです。
■近所に変な店が出来た。 
内容は題名通りですね。私はこういう架空職業みたいなお話がとても好きで自分でも「お仕事図鑑」なんてツイノベ本を出していたりするんですが、書く人が違えば中身は全く違うわけです。すごいお店がたくさん出てきます。
「不幸、高く買い取ります」「手相変えます」「履歴書お書きします」がいいなーって思ったんですがとりわけ不幸は絶品でございました。

 

〈ネットプリントでゲットしたよ11月中旬〉

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秋の折本フェア真っ最中ですが、秋の折本フェアに参加してない方の折本も続々でています。
参加してくれたら良かったのに、とか思いつつこちらはこちらでご紹介。

■唄うたい#3 唄うたい#4 ぱぴこ
ここではお馴染みですよね。唄うたい。なんと今回は2冊同時です凄いです。
ネタばらしするようでなんなんですが、この本、今一部で流行っているあいうえおツイノベに分類できると思うんですね。
うーん、あいうえお折本、かな。みなさんがされてるのとはちょっと違いますが。
ちょうど半分くらいまできたわけですよね。
「ヴィトンのバック」「アダムとイブは林檎を囓って」が好き。特に林檎。いいなー林檎。
相変わらずの淑女の童話っぷり。恋愛について悩める乙女が読むといいと思います。
■NOTEBOOK パインピースプロジェクト
折本用フリーソフトotteeを作られているパインピースさんがノートを作りました。かわいい。
これ、将来的にotteeのテンプレートになったりはしないのでしょうか。テンプレート、あればあったでとてもいいと思うのですが。とにかく可愛いノート。ネットプリント、こういう使い方もできますよ的な素敵な例だなと思いました。
■ゆうれいとぼく あるふゆの物語 黒巣真音
短編物語が一話読み切りで入ってます。
これ、私はタイムラインで見かけたんですが、見事でした。こういうのって仕掛けの方に気がとられて肝心の物語が疎かになったりっていうのを見かけたりするんですが、きっちりお話が転がっていく。すごいのです。
折角可愛くて素敵なファンタジーなので、いっそカラーだともっといいのに。60円払う価値ありますもん。
それに仕掛けがわかりやすくなる方がこの場合はいいかなって思うので。次回作も期待です
■楠樹友人帳 楠樹暖
このサイトで一番名前があがっているのはこの方かもしれない楠樹さん。何度目の登場かしら。
ということで今回も変形折本。作るの少し大変だったけれど、中身を考えたらこの外見はあってます。
折本であるということをめちゃくちゃ活かしきってます。いいです。
「影」が好き。他に脱力系ありぞわぞわする話あり。面白かったです。

 

〈ネットプリントでゲットしたよ11月上旬〉

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このところすごい種類のネットプリント本がでてますね。
特に短歌界隈すごいです。
ネットプリント、折本関連で便利だなと思うのが、
私はこの二箇所から情報貰ってます。
ググるとでてきます。ツイッター検索でもでてきますのでよろしかったらどうぞ。
今回多いから抜粋して感想書こう。

■パルプ・フィクション小説家 楠樹暖
楠樹さんのなんと、12P折本。この細い感じはぜひ短歌の方にも使ってみて欲しいなあ。楠樹さんは短歌ではなく、一つの物語なのですが、この形をものすごくよく活かされています。
素晴らしく素敵な形、シックな装飾、だけですまないこの物語。好きですね、こういうの。
折り方もさほど難しくありませんので、ぜひ一度体験していただきたい一冊。
■アマイアメ 純桜
とても可愛らしい8P折本。純桜さんの二冊目の折本ですね。
今回の方が読みやすかったです。内容ではなく文字的に、ですね。
ハッピーデイが秀逸だなあと思いました。
題名通り、甘めですね。
ここからは私の勝手な妄想なんですけど、あえて一人の女の子を設定してその子が恋をしているんだよみたいな連作とか面白そうだなーと。思ったり、思ったり。
■月刊ミドリツキノワ2013年10月号
月刊ということで、何冊もでているのかしら。短歌が15並んでます。
字に色がついていて、写真背景。ネットプリントのカラーを存分に活かしている作品。とても上手な折本だなって思いました。すごいなあ。
自転公転と観覧車が好きでした。
■BirthdayWish さとうはな・とりっくすたー
どこかでお名前を拝見したことがあるなと思っていたら、BlueTripの方でしたか。
とてもとてもとても可愛い、絵本みたいな表紙の歌集。私、今まで見た歌集の中で一番好きな表紙かもしれないです。
特に好きだったのは、「唯一の庭」「てのひらに」
■唄うたい#2 ぱぴこ
お待ちしていました2冊目ですね。ツイノベ6作入り。
白黒の方がいいよねって思えるような物語が並びます。
「ヲタク」が結構いい味を。
唄うたいという題名からだと思うんですが、仮想の歌姫さんが歌う世界をぽんぽんと物語として展開しているという印象を勝手に持っています。なので6作というより6曲みたいな。歌姫は気まぐれなもの。
また不意に歌い出してくれるのをお待ちしています。
■添島文庫 ネコと僕。 添島譲
添島文庫、相変わらず羨ましい響き添島文庫。かっこいい。
物語が6つ入ってます。
「いつかは」「盆休み」、特に盆休み推しです。
決して優しいことばかり書いてあるわけじゃないのに、どこか優しい。不思議。
表紙、いいですね。すっごい合ってると思います。
■物語多面体きゅー らし
写真だとわかりにくいんですけど、箱をつくってその側面のQRコードを読み取って楽しむ物語。
この辺りみるとわかるかしら。
とにかく面白い企画です。このアイディアで色々出来そうですよね。
ネットプリントで作る立体はとても弱いけれど、物語は読み取れば残るわけで。
5つの物語が読めます。きっとこの箱こそが宇宙なのですね。
どれも感傷的でいいお話ばかりなのですが、やっぱりさよならが一番好きでした。
こういう感動を与えられるようなお話を書けるような人になりたいなと思うのですが。ね。

 

〈ネットプリントでゲットしたよ10月中旬〉

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■juke box#1303 大人短歌計画
この前1301を読んだなーとは思ってたんですが、どうやら1302を私、すっ飛ばしたみたいですね。
今回はフォロワさんが載っているようでその流れで情報を仕入れました。やっぱり大人な大人短歌計画。
夜に嗜みたい短歌って感じです。いいなこの企画。中身も素晴らしいけれど、企画自体が素晴らしい。
今回は、14名の方が歌っておられます。
「クチビル(北大路京介)」「泣けと言われて(藤田美香)」「帯留(加藤妙子)」が今回の私的三選。
特に藤田美香さんの歌が全体的に好きでした。読みやすかった。それと加藤妙子さんの歌は読む前から美しく、読んで更に色鮮やかで、おおーって。驚いちゃいました。
■添島文庫 素直じゃないな。 添島譲
詩のような、物語のような、そんな分類どうでもいいような、たまらなくセンチメンタルな文章が並びます。
大人のセンチメンタル。ただしそれは恋愛だけではありません。
色とりどりの物語群っていうのも魅力的だけれど、色調の揃った物語群ってものすごい味がありますね。添島さんの物語群は多分同じ色調で、それがとても気持ちいいのです。
「世界一」「君の声」が好きでした。
■スマホ探偵須磨寺ほのか 楠樹暖
待ってました。楠樹さんの探偵物!探偵、もの?
「連続殺人三件目」「ミステリ作家」が好きですね。楠樹さんのすっとぼけた系の話にはかなわないなって思います。
それにしても、どんどん質が上がってる気がします。しかもこの速度。すごい。
■ナミダノカケラ 純桜
純桜さんはじめてのツイノベ折本ですね。絵もきっと自作かなーと思うんですが。
この本は恋の本です。恋愛モノではなくて恋モノ。切ない系の恋の、主に片想いのお話が並びます。
「言いたいことはそれだけ」「背が小さいと」が好きでした。
これって①って書いてあるんですけどつまり続きがあるってことですよね。楽しみにしています。

 

〈ネットプリントでゲットしたよ10月上旬〉

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秋の折本フェアを立ち上げましたがその前にたくさんの折本でちゃってます。
みなさんフェアにも参加してくださるといいな~なんて。
ということで、今回は6冊印刷してきました。

■ainove ごまプリン。
表紙の影響もありそうですが、アンニュイな女の子の物語が多めな印象の短編集。
もしもこの折本を読んで、「ところでこんな時代私にあったっけ?」と思った元女子の方がおりましたら、あなたは私です。
そんな可愛らしいお話が並びますが、私が好きな物語は「近い」です。
すっごい個人的意見ですが、もうちょっと可愛さアピールの強いフォントで作ると、さらにあざとくなっていいかもーとふと思ったり。
■霧色綺譚 斜芭萌葱
短編集。今回は白黒だそうです。以前の淡く綺麗な色合いが頭に残っていたせいか、ああ間違って白黒で印刷してしまった!と思ったのは、はい私です。枠線の趣向は実はご本人のツイートを見て知りました。してやられました。
「犯人は貴方」「虫の息」辺りが好きでした。
今回も色彩を感じる物語が多いんですが、前の折本の時よりも濃い色をイメージします。漆塗りの赤とか黒とか。
短編と言うよりも何かの物語の一部かしらと思わせるものが多く、文字で描く絵画といった印象です。
■とある高校自転車部の日常 楠樹暖
ツイノベ折本界の牽引者(と私が思ってる)、楠樹さんの作品。自転車短編集。
「猫」「峠」が好きです。狭い範囲で良くこれだけ書いたなーという。しかも面白いという。ぷっと笑いたい人にぜひ。
■掌小説語り~中世欧州恋愛譚 リュカ
短編恋愛物です。リュカさんは本の読ませ方を考えているのがすごい。
短いだけに、どこで読み手を休ませるか、読みこませるか、みたいな計算ってとても必要になってくると思うんですよね。
いい感じに読まされちゃいました。もっと長めの物語にしても素敵に仕上がりそうな物語です。
■活字中毒 田邊葉月
どなたかのRTで発見したような気がします。本をテーマにした折本歌集。写真も美しいです。
おとぎ話や誰もが知っている物語への疑問と解決が次々に歌われていきます。それと本という存在が導く歌の数々。
私も以前本をテーマに本を作ったことがあったのでとても興味深かったです。
この方の解決、私の解決とだいぶ同じような方向だったということもあって、違和感なくするする読めちゃいました。
「狙い目は」「書架の前」「本ばかり」が好きです。「本ばかり」は、本当に、それは私のことかーと思っちゃいました。
■       ひかるこ
タイトルはないようですので空欄にしてあります。切る位置が大変わかりやすい親切設計の折本歌集。俳句と短歌入り。
この歌集は私の中ではとても新鮮でした。今までこういうなんていうのかな。黒系な感じの歌ってあまり知らなかったのです。もの凄い勢い。すごいなーこれ。面白い。
「つみとが」「吐き出せず」が好きです。

 

〈ネットプリントでゲットしたよ9月下旬〉

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最近お手軽に読めるネットプリント本ばっかり読んじゃってます。
読まなくちゃな同人誌、たくさんあるんですけどね。あんまりがっつり時間がとれなくって。
なんて言い訳しながら感想へGO。

■火星の人魚 碧
元々とても大好きなツイノベ書きの方なのですが、今回、これがはじめてのネットプリント折本ですね。ようこそこちら側へ!なんて冗談は置いておいて。
「宇宙」「ロボット」がキーワード、って言ったら読みたい方も多そうですね。
(でもすみません。感想書くのが遅すぎてもうプリント期限切れだったりします)
とても静かな物語集。まるで遠い昔のことを小さな子供に聞かせるみたいな。昔誰かに聞いたみたいな。
そんな懐かしい未来かいつかの物語が収められています。
この本、フォントがとにかく素敵です。フォントが元から持つ素敵さもあるんですが何よりも相性がいい。
バランスって大切だなって思います。
「田舎の空が綺麗な理由」が私はとても好きです。
■きしめんウェスタン 楠樹暖
ネットプリント折本と言えば楠樹さんじゃない?って私は個人的に思っていたりするんですが、その楠樹さんの名古屋本。
いや、いいですね。ご当地本。私もこれやりたいって思いました。私は名古屋をそれなりに知っているので大体わかったんですが、わかんない人はわかんないと思います。だがそれがいい。
「手をあげろ」の出来が最高だと思うんですがみなさんはどの名古屋がお好きでしょうか。
■けいりん! 楠樹暖
こちらも楠樹さんの本です。けいりん女子達の物語集。けいりん知らなくても面白いです。明るいけいりんもの。
個人的にはあさぎの話が好みですね。
■ヒールを履いて 中牧正太
ストイックな短歌本で30首も収録。表紙と裏表紙は写真で中の雰囲気ととてもあっています。
静かな歌の中から景色や気持ちがちらりちらりと見え隠れする感じが気持ちいいなーと思いながら読んでました。
「ヒールを履いて」「今から行く」(歌の中から印象的な単語を抜きました)あたりが好きです。
■いただきます・ごちそうさま さとうすずえ
この金平糖の表紙は目を引きますよね。おいしそうです。
中身も短歌のバックにカラー写真が配置してあったりと、雰囲気を楽しめる本でした。
全20首。女子っぽい可愛らしさや突飛さに彩られていて、これってどういうことなんだろうって歌の外側に広がる世界を妄想してしまうことが多かったです。
「ホットケーキ」(歌の中から印象的な単語を抜きました)が好きでした。
■juke box#1301 大人短歌計画
ツイッターで偶然知った本ですので、この本がどんな経緯でどのように作られたのか、大人短歌計画というものが集団なのか個人なのかすらも実は全然わかってないんですが、それでも気軽に手に入れられちゃうのがネットプリントのいいところですよね。これは12名の方の短歌集でした。
ネットプリントで2枚分印刷してそれぞれを2つに分けて折ってという私的には新しい形。実は結構どうすればいいかわかんなくて迷ってツイッターで折り方を確認して作りました。
写真付きの短歌集で、大人短歌計画の字面通りに大人な短歌が多い印象。大人だなあ。夜の短歌多し、です。
すっごい力を感じる歌集で、印刷代だけでいいの?って思っちゃうような本ですが、ただ強いだけに好き嫌いははっきり別れそうな気はします。
「第二問(chari)」「A音(中牧正太)」「読みかけの本(田丸まひる)」が好きでした。

 

〈ネットプリントでゲットしたよ9/5〉

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久しぶりにネットプリントしてきました。それぞれちょっと感想を。

■OTAKU BAR
これは折り本でも作品集でもなくチラシですね。こういう使い方も新しいなあ。
9月21日に今泉に1日だけOPENする、小さな小さなオタクのためのBAR。それがOTAKUBAR。
近くなったなら日記の方でお知らせすると思いますが、酔庫堂の本も置かせて貰います。
ツイノベ片手に、おいしいお酒をいかが?
■唄うたい ぱぴこ
ぱぴこさんのツイノベには元々繊細なイメージを持っていたんですが、続けざまに読むと繊細度が増しますね。
中身が細かいガラス片の砂時計みたいに。読み始めからサラサラ落ちていくのです。
大人の童話というよりは、淑女の童話、かなあ。
ロバの耳が好きです。「本当?」はどちらが負けるのか見守りたくなります。ラストのお話で上手に終止符をうっていますが、いやいや、これは続けなくちゃ。私は唄の触りだけじゃなくって最後まで聞き届けたいのですけれどね?
■ばーちかる。2 めぐる
前回、ちどりあしでワルツvol2で紹介させていただいた「ばーちかる。」のその2。今回の表紙は傘ですね。
お題BLだそうですが、BL?ああそう言えばそうだったね!みたいな感じのふんわりしたBLです。
10題でひとつのお話。これは結構いいな、とても読みやすい量だし、わかりやすく物語だし。
天候の変化、体調の変化、気持ちの変化が最後すっきりまとまっていくのは気持ちがよかったです。
月刊もどきを目指されるそうで。毎月のお楽しみが増えました。
■BlueTrip さとうはな・嶋田さくらこ
素敵トゥギャ、「今、手に入る折本/楠樹 暖」から辿りました。ちなみにこのトゥギャ、随時更新されてますので、全国の折本・ネットプリントファンの皆さん、要チェックですよ。
さてさて、この美しい歌集。本当にキレイで、印刷機から出てきた瞬間に、わーってなります。
そして読み始めると、少しばかりゆるめの、けれど規則正しいそのリズムに、徐々に集中していっちゃうわけです。
気がつけば読了。
中でも私が好きだった歌から印象的な単語を抜いて記しておきます。「二人称」「自転車」「車窓の海」「相づち」

 

〈指先の物語Ⅰ/メイドの日誌 CollageCafeALICE〉

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A5サイズ。指先が40P。日誌が16P。日誌の方はなんと無料でした。
どうしてこの2冊を並べたかというと関連性があるから。
指先で語られる物語の中のメイドさんがこのメイド日誌を書かれているという。この趣向は素敵だなって思います。
私は日誌の方から読んだのですが、そのおかげかとても物語に入っていきやすかったです。
文章はとてもあっさりしていて、説明的な文章もとても少ない感じがしたんですが、
きっと世界観がものすごくしっかり確立しているのだと思います。
とても風景を頭に描きやすかった。もしかしたら、むしろ文章があっさりなところが描きやすい一因だったのかもしれません。
メイドさんの恋物語ですから、ありそうな展開といえばありそうな展開なんですけど、なんでしょうね。
すごく魅力的でわくわくする世界なんですね。時代が少し進んだあと、つまり物語の後半部、エクソシストさんが出てくるあたりからがもうホント好みでした。
どうして幽霊は消えたのか。そこら辺の詳しい解決や細かい心の動きなんかが気になって気になって、これ指先の物語1って書いてあるんですけど2はどこで手に入るんですかと思わず尋ねたくなっちゃいました。
で、このCollageCafeALICEさんは男装執事&メイドカフェをされているわけなのです。そこに実際いらっしゃるメイドさんのお名前がこの本にはそのまま上がってきていたりするわけで。
二度おいしい。
内容はとても切ないというのに、とても楽しい本でした。
この世界で遊んでみたいなあ。そう思う方は多いんじゃないでしょうか
かくいう私も、幽霊メイドさんという設定の素晴らしさに惹かれて、幽霊メイドツイノベなんかを書いてしまった訳なんですが。
ものすごく手軽にさらっと読めちゃう本です。是非お手にとってどうぞ。表紙絵もものすごく美しいです。

 

〈ちどりあしでワルツvol2で紹介した折り本〉

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写真はあまりにも大変だったんでまとめちゃってゴメンナサイ。

■小さな夢物語1青い鳥の歌 廣瀬千暁
ツイノベ6作入り挿絵付きのとにかく綺麗な青い本。ツイノベは加工によってイメージを変えますね。
物語的には子狐が好きなんですけれど、絵や色との相性で、うさぎの話がダントツです。
童話やファンタジーがお好きな方におすすめ。
■淡色綺譚 斜芭萌葱
ツイノベ12作入り。見た目にも美しいこの本を何かに例えるならば間違いなく金平糖なのです。
個人的には異国で働く貴方の話が一番好きですがどれもこれも色彩に溢れて景色がとてもはっきりと頭に浮かぶのです。
ファンタジーや、詩の好きな方におすすめ。
■掌小説語り~異世界幻想譚~ リュカ
勇者もの。読ませる工夫がなされているのでするする読んでしまいます。
リュカさんの作品でよく感じる、最後に胸に何かが刺さる感が味わえる物語。
漫画的な物語がお好きな方にオススメです。
■めつぼうのしょ 世界もう滅ぼしたい協会
私も協会員だったりします。世界を滅ぼす物語を書く人たちの集い、みたいな感じですかね。
滅びる、には色々あってそれは自由。ホント、みんな自由すぎるくらいに様々なものを滅ぼしています。
中二病をこじらせている貴方にどうぞ。
■ひゅうがひかげのおりほん【あした】 日向日影
4つのツイノベとひとつの短編から成り立った本。
日向さんと言えば社会問題ってくらいエグい風刺がお得意なんですが、それはここでも健在なのです。
この本を読んで、もしかしたなら暗い気持ちになったりするかもしれません。けれど物語で人の心を動かす方向って負の方向もありですよね。
若い人にオススメしたい本です。
■SLIDE 添嶋譲
写真の表紙がおしゃれな詩集。詩は5篇。
男の人のセンチメンタルを垣間見ることができます。
「ただそれだけ」が好きですね。私にとってはとても懐かしいそしてのりこえてしまった昔話。
詩がお好きな方、切ない気持ちになりたい方、ぜひどうぞ。
■ばーちかる。 めぐる
表紙の蚊取り線香が印象的なツイノベ作品集。歌うような流れる文体が気持ちいい。
絵のない絵日記、だけどただの日記じゃない。
中身10作の中では、永久不滅とかが個人的には好きです。
日常的な物語がお好きな方、ぜひどうぞ。
■夢見ノ時文 綺想編纂館
短編小説。
とても雰囲気があって一気にその世界へと引きこまれます。また、ラブレターのような物語でもあります。
児童文学やファンタジー好きな方にオススメ。
■ノベルスーツ 楠樹暖
ガンダムのパロということなんですが、ガンダムよく知らない私でも面白いと思いました。
こんなノベルスーツ着ちゃってる人結構いるよなーなんて。
ダジャレ好きな人、お話を書いている人にオススメ。

 

 

〈大人になるためのわがまま 豆塚エリ〉

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A5サイズ32Pの詩集。ステキにエロい表紙に惹かれて買いました。
実は今回のポエイチで一番手に入れたかったのがこの本。
そして様々な本を手に入れた今、一番手に入れてよかったと思うのもやっぱりこの本だったりします。
どちらかというと、緻密に躾けられた詩、という感じではありません。
むしろどこかぶっきらぼうで、躾けって何?おいしいの?とか言っちゃいそうな勢いがあります。でも繊細で神経質。
この本にでてくる女の子はとても賢くてそして愚かで生意気でどこか懐かしいのです。
もっと言えば、あの日葬ったいつぞやの私じゃないかって、そんな気持ちにさせてくれます。
時間魔法を使ってきやがるんですね。ああ、すみません。ついつい乱暴な言葉を。
むかしむかしで始まる物語はお伽話です。
だからきっと、この詩も誰かのお伽話なのかもしれません。お伽話でありますように。
とにかくいいです。
「雨だれ」「恐怖」「おくることば」辺りが大好物です。

 

〈水玉通信vol6 夏野雨〉

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文庫本サイズ34Pだし可愛いし中表紙が色紙。という、酔庫堂テーマ別本のライバルのような風貌。
更に特徴的なのが、角が丸くしてある!
数多い夏野さんの本の中で何を買おうか迷った末に、見た目で選んだこの本でした。

ライバルとか言ってゴメンナサイ。
この本の中にあるのは世界でした。読者は黄緑色の入国ゲートをくぐって、この国に迷いこむのです。
この国に住んでいるのは、文字達なのですが、これがまあ見事に躾けられている。
今回ポエイチで詩というものにものすごく久しぶりに触れて、私は、詩というものはもしかしたら文字をどのように躾けるかという作業なのかもしれないと思ったのですが、ここにいる文字たちはとても調度よく躾けられているのです。
動かない雲、同じ傾きの太陽。そんな絶対的な世界を、何に急かされることなく存分にお散歩ができちゃう。そんな本。

一番好きだったのは、「時の手」。手はわたしの内側から伸びている。この物語はそう言うのですが。
そうですね、私もそう思います。

 

〈福岡歌会(仮)アンソロジー 編集:黒瀬珂瀾 鯨井可菜子〉

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A5サイズ31Pで表紙真っ白。おー、美しい。
時々短歌タグで呟く私ですが、文字数が合っているって以外多分色々間違っていると思われる私の短歌。
ので、短歌ってどんなだろうって気持ちで手に取りました。
16名の方が歌われています。
そういう趣向の本なので、中身は様々。なのでなので、好きな歌を3つ選んでしまおうかな。頼まれてもないのに。
お名前、その作品がわかるような字の羅列、の順番です。

須藤歩実さん「卒アル」
ろくもじさん 「ハートメール」
村田菜々子さん「グラスの人影」