庭に桜を植えた。
妻を忘れてしまわぬように綺麗な桜の木を植えた。
妻の名前が「さくら」なのだ。
僕は生きる。妻を忘れ、自分を忘れ、全てを忘れてそれでも 生きる。
巡る季節に花が咲く。
「綺麗な桜だ」
ときどき綺麗と言ってくれたら結婚してもいいですよ。
そう言ったのは誰だったか。